プロローグ
ブログのタイトルを「東京レズビアン物語〜Nの場合〜」とした通り、私は東京に住むレズビアンだ。
〜Nの場合〜と付けたのは、これから書くことはあくまでもN、つまり私の場合であるというとこを強調したかったからである。
東京に住んでいる人はみんなこうなんだ、とか、レズビアンはみんなこうなんだ、とか…そう思われないためにも〜Nの場合〜を強調することは私にとってとても大切なことなので、あえてタイトルにも入れた。
日本人がみんな同じ生活をしていて、同じ考えを持って、同じような性格をしていないように、レズビアンにも色々な人がいる。
ボーイッシュな格好をして一見少年のように見間違われるような風貌をしていても、心の中ではいつか素敵な人にリードされて恋に落ちたいと夢を見る、誰よりも乙女なあの子や、長い髪を綺麗に巻いてまつ毛もアイシャドーもバッチリだけれど、リーダーシップもとれて誰にでもスパッと本音をいう男前なあの子…私自身も色んな人たちと出会ってきた。
マイノリティとして自分を意識した時に、気づかされたことがたくさんある。この世界に生きる人たちは本当に多種多様性であるということだ。
この世界というのは、何もゲイ・レズビアンコミュニティだけを指しているのではない。この地球上に生きる全ての人たちは、ファッションも趣味趣向も性格も考え方も好きな人のタイプだって、みんなそれぞれ違う。
ということで、このブログでは主に私Nの場合のレズビアン東京ライフ、日常の中で考えたこと、感じたことを綴っていきたいと思う。